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ALKINIST -あるきにすと- 南米への大移動

南米への大移動 

五大陸目の舞台は南米大陸。
スタート地点は世界最南端の都市であるアルゼンチン・ウシュアイア。
東京からウシュアイアへの航空券は確保済みなのだが、気が遠くなるほど遠い。


まずは東京からUAE・ドバイまで11時間。
ドバイで4時間の乗り継ぎ。
その後、ブラジル・リオデジャネイロ経由でアルゼンチンの首都ブエノスアイレスへ19時間。
ブエノスアイレスで11時間の乗り継ぎ。
ブエノスアイレスからは2ヵ所を経由してウシュアイアまで6時間半。
東京からウシュアイアまで51時間半の長い長い移動である。



9月30日@東京
リヤカーを含む荷物の総重量は70キロ超。


10月1日
ドバイから西へはサウジアラビア上空を飛行する。
昨年エジプト・アレクサンドリアへ向かった際も見た景色であり、今回はちらっと見ただけでうとうとと眠りに落ちていった。

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眠りから目覚め、ふと窓の外に目をやれば砂漠の中を一本の川が伸びていた。
フライトモニターで現在地を確認すればスーダン・ハルツームの北を飛行中であり、ナイル川であると確信する。
川の近くには小さな町や幹線道路も見え、「絶対にここ歩いてるよな」と思う。
上空から見下ろす砂漠は圧巻で、こんな所をよく歩いたものだとしみじみ。
2カ月前にアフリカを去ったばかりだけど、久々に目にするアフリカの大地に心を奪われた。

サハラ砂漠上空を抜けていくのかと思いきや、スーダンからチャド、カメルーンを経て大西洋へと抜けた。
チャドからは下界に緑が見え、時折集落も現れた。「どんな人が暮らしているのだろうか」と未訪である中央、西アフリカに想いを馳せる。


日本の真裏はブラジル東の大西洋上らしい。
そんな場所を通過して、さらにリオデジャネイロを経由してブエノスアイレスに到着したのが19時30分。日本時間だと日付が変わり2日7時30分である。
南米の地を踏むまで東京から34時間を要した。この日は空港泊。

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10月2日@ブエノスアイレス
出発一週間前にアルゼンチン航空から出発空港と時間が変わったという連絡を一方的に受けていたのだが、70キロ超の荷物を持って空港間移動はしたくないので、すでに同空港発の別便に変更済み。

当初はウシュアイアまで約3時間の直行便だったが、バリローチェ、エル・カラファテを経由し、6時間半かかる便となった。
ちなみにバリローチェもエル・カラファテも歩いて寄る予定の町である。

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バリローチェを離陸した後、眼下には素晴らしいパタゴニアの景色が広がっていた。
こんな所を歩くのかとモチベーションは急激にアップする。
しかし春のパタゴニアは一面真っ白でとても寒そうだ。

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パイネ、アタカマ砂漠と同じく南米のハイライトと考えているフィッツロイも見えた。
歩いてここを訪れるのはいつになるのだろう。

ウシュアイア手前で強風に煽られてか、これまで経験した事がないくらいに思い切り揺れた。
怖い……。これだから飛行機は嫌いなんだ。移動は徒歩に限ると再確認。そして祈る。
祈りが通じ、何とか無事にウシュアイア到着。東京から51時間半の長い長い移動だった。

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さっそく空港でリヤカーを組み立てる。
アフリカから戻ってきてからは製造元のナガノさんのところへ送りメンテナンスをしてもらっていたので2カ月振りの再会。

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南米初歩き。空港から町への約6キロを歩く。