ブックマーク
ALKINIST -あるきにすと- 砂漠を読みながら青空待ち。

砂漠を読みながら青空待ち。 

前日までの好天が嘘のようにどんよりとした雲が空を覆い、溜め息を吐く。
天気が悪いと山々は雲に隠れ、湖はくすんで見えるわけで景色の良い道は青空の下を歩くに限る。
青空か曇天かの違いは大きく、気持ちは180度違ってくるものだ。

どうせなら退屈なパンパを歩いている時とか前日の休みの日に曇れば良いのにと思いながら荷物をまとめる。
延泊という選択肢もあったけど、あまり居心地の良い宿ではなかったので予定通り出発。



出発時、わずかに青空が見え、天候の回復を期待するも、完全に灰色の空に覆われ、雨が降っているのか遠くに見える山々が霞んで見えた。
こんな天候の中、絶景ルートを歩くのはやはりもったいない。
まだ絶景が始まる前であったが半日25キロを歩いた時点で早々にテントを張ってしまう。

特にやる事もなく半日も時間を余す事となったのだけど、何をしたかというと延々とひたすら読書。

DSC_4051_R.jpg

『砂漠』伊坂幸太郎
砂漠を読みながら青空待ち。
読み始めると止まる事ができず、コーヒーを飲みながら6時間ぶっ通しで読み続ける。
伊坂作品を読むのは6作目だけどこれが1番面白かった。

雨雲がこちらへやって来たようでパラパラと雨がテントを叩く。
テントから顔を出し、何度か空を見上げるも天候が回復する事はなく、「明日は頼むぞ」と祈りながら眠りに就いた。

DSC_4084_R.jpg

一夜明け、「天候はどうだろう」とやや緊張しながらテントから顔を出すも、祈り届かず曇天。
青空待ちのため、これ以上足を止める事はしたくなく歩行開始。

DSC_4120_R.jpg

昼前辺りから青空が見え始め、テンション急上昇。
切り立った崖の上に道があり、何度もアップダウンを繰り返す。
右手にはカレーラ湖、空を見上げれば青空。最高だ。

DSC_4135_R.jpg

さらに翌日、アウストラル街道との合流地点に到着。