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ALKINIST -あるきにすと- Esquel

Esquel 

アウストラル街道はチャイテンという町まで続くけど、そこから先に道は存在せず、フェリーでチロエ島へ渡るしかない。
そんなわけでチャイテンの手前でアウストラル街道の歩行を終え、アルゼンチンへ。



チリ・アルゼンチン間を越えるのは4度目。
過去3度は両国のイミグレが5キロくらいは離れており、一方のイミグレで出国スタンプをもらい、1時間以上かけてもう一方のイミグレを目指し歩くというものだったけど、この国境は目と鼻の先に両国のイミグレがあった。

チリ側では延々と未舗装路が続いた後、国境手前の町から10キロはアスファルトだったが、国境線を境に再び未舗装路と化す。

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アウストラルでは少しずつ道路工事が進められ、10年もすれば全行程アスファルトになるのではないか。
現地の人にとって利便性は増す一方ものの、何だか味気ないなとも思う。しかしいざ自分が未舗装路を歩けば、さっさと舗装化しろと毒づいてしまう。

地面がある程度固ければ問題ないのだが、チリはそうでもなかったけどアルゼンチンに入った途端、砂が深かったり大きな石がゴロゴロと転がっていたたりでペースは大きく落ち、時折通過する車は土煙を巻き上げていき、イライラが募る。

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後ろを振り返れば山々が連なっていた。
山の向こう側に前日までいたが、この辺りは1年の半分くらいは雨というくらい、とにかく雨が多い場所らしい。
確かにプユアピ手前から雨に見舞われる事が増え、厚い雲に覆われすっきりしない天気が続いた。

アウストラル街道では常に山々に囲まれていたのだけど、山々が遠ざかっていけば牧草地帯が続く。水を補給していた小川がなくなり、アウストラルでは全く見なかったアルマジロを久々に目にしたり、変化もいくつか。
携帯する水の事を考えなくてはいけなくなった事が面倒だなと思い、楽しかったパタゴニアの終わりが近付いている事を実感している。

国境から70キロ歩いてエスケルへ。

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ウシュアイアからまだ2700キロしか歩いていないが早くも靴底には穴が開いている。
アフリカで全く同じ靴を履いた時は5000キロ歩けたのに、その時の6割も歩けていないのはなぜなのだろう。未舗装路が多かった事もあるしトレッキングもしたからか。

当初はサンチアゴくらいまで履くつもりだったが絶対に無理。せめて3000キロまで、あるいは今年一杯は、と思っていたけどそれも厳しい。
ここ最近の足の疲労は未舗装路だけが要因ではなく、この靴の影響もある気がする。
という事でエスケルより新しい靴に履き替える。