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ALKINIST -あるきにすと- 住めば都のサンティアゴ

住めば都のサンティアゴ 

サンティアゴで最も治安の悪い旧市街にいる。
基本的には宿の予約などせず、現地に着いてから探すのだが、治安が良いとは言えない大都市サンティアゴでリヤカーを引きながら宿を探すというのもきつそうなので、到着2日前に予約をし、サンティアゴ入りした。

投宿先はサンティアゴで最も安い宿の一つなのだが、「シーツも床もとにかく汚い。ここに泊まるくらいならもう少しお金を追加して他の宿に泊まるのがベターだ」、「宿周辺は危険なので夜は出歩くな」など、予約サイトの宿泊客のレビューを読む限りあまり良い宿とは思えず。
それでもここを選んだのはやはり安さであり、バリローチェのように居心地が良かったらずるずると延泊する危険があったのであえて居心地悪そうな宿を選んでみた。



いざ泊まってみると、ベッドメイキングは客が来てからするという形なのでベッド上は常に乱雑、部屋の清掃など全くなく、確かに汚いが個人的には許容範囲の汚さだった。
WiFiは部屋まで届き、コンセントがすぐ側にある下段ベッドと1日中でもベッド上で過ごせる環境なので満足している。住めば都というのか予定より少しばかり長く滞在する事になりそう。


偶然にもサンティアゴには2人の知人が滞在していた。
1人はバリローチェで会ったトビン、そしてもう1人は11月初めにカラファテ手前で会ったサイクリスト・トム。
彼ら同士、直接の面識があるわけではないけど、共にオーストラリア人であり、同じ宿に滞在していた。翌日にトムは出発するとの事だったので、彼の滞在する宿へ向かう。

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コイアイケでは彼が発った数日後に到着するというニアミスだったが、サンティアゴで再会。

前日、「サンティアゴに到着したけどいまどこ?」とトムにメールしたら、「君は機械のようだ」と返信があった。
自分の方が早く出発したとはいえ、彼もまたウシュアイアを10月に発っており、ここまでの走行距離は4500キロ。ちなみに自分の歩行距離は4200キロ弱。
自転車の機動力に比べたら驚異的な歩行距離ではあるけど、言い換えるならトムの走行スピードが遅すぎるわけでもある。
4カ月弱で4200キロって驚く程の数字ではないのだ。パイネには計10日いたし、バリローチェでは8日の滞在、ゆっくりする所ではゆっくりしているつもりなのだが。

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これからアンデス山脈を越え、ブエノスアイレスを目指し、ブラジル、パラグアイ、ボリビアなどを経て南米大陸南端のコロンビア、さらにはカナダまで走るトム。
「どこかでまた会えそうだね」と彼に言ったけど、彼のスローペースだと南米滞在中に再会するのは難しいと思っている。それだけに彼と再会できた事は本当に良かった。


トムを見送った後はサンティアゴでやるべき事を済ますため、ニコンショップ、アップルショップをハシゴ。
ニコンショップではカメラの修理手配をしたが、アップルでは修理不可だった。

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最初の車軸がわずか1000キロで折れてしまった事もあり、いつダメになるかと不安を感じながらここまで歩いてきたが、カラファテでの交換後、未舗装路を歩きながらも何とか3000キロ歩いてきた。
この先アタカマ砂漠など人のいない場所を歩くので、無難に車軸を交換しておく。
3000キロ支えてくれた車軸を取り出せば、それなりに摩耗していた。