ブックマーク
ALKINIST -あるきにすと- Valparaiso

Valparaiso 

_DSC2973_R.jpg

電車を降りると、小便の臭いが鼻をついた。
小便の臭いに迎えられるなんて嬉しいはずはなく、この街の第一印象は良くない。

_DSC3009_R.jpg

ビーニャからわずか9キロ、首都サンティアゴに次ぐ都会のバルパライソ。
丘が多く、丘陵地に街が築かれている。パステルカラーの家々が多く、良い感じの街並み。
しかし中心部はゴチャゴチャとして落ち着かず、パタゴニアからここへ至るまでなかった雰囲気がある。アジアやアフリカでも感じられなかった雰囲気。これが南米なのか。

宿のご主人にバルパライソの歩き方を教えてもらい、最初の丘を目指す。
坂が多い街なだけあって、斜面にはアセンソールというケーブルカーがある。
歩いていけそうだったので階段を登り始めるのだが、「しまった」と思うのに時間はかからなかった。

_DSC2409_R.jpg

人通りのない階段に男が腰かけ、周囲にはビール瓶の破片が散乱していた。

バルパライソを訪れる前、「パスポートもカードも宿に置いて、必要最低限のお金だけ持って行きなさい。旅行者だと思われないような格好をし、カメラもカバンの中に隠すように」と宿のご主人からの指導があった。

そこまでする必要があるのだろうかと思ったけど、早速バルパライソの治安の悪さを肌で感じる。
危険な雰囲気を醸し出す階段だった。
歩いてはいけない道だ。引き返すべきと思いつつも、なぜか足は前へと進んでいく。
男の横を通った時、大麻のにおいが漂っていた。
上へ行ったらまた変な奴が現れ、挟み撃ちにされるのではと思った。何度か後方を振り、注意深く進んで何とか無事に上に到達。

_DSC2452_R.jpg

また別の場所ではカラフルな階段があり、先へ進もうとしたが、「行ってはいけない」と第六感が警鐘を鳴らす。
人通りはなく、小便臭く、雰囲気は最悪。通りがかった現地人に「セグーロ(安全)?」と尋ねたところ、「ぺりグロ(危険)」と言われる。

_DSC3010_R.jpg

サンチアゴで危険を感じる事はなかったけど、バルパライソは雰囲気の悪い場所は多く、治安は良くない。
丘の上から街並みを眺めれば、貧しい家々を目にする事もしばしば。


_DSC2492_R.jpg
_DSC3039_R.jpg

しかし旅行者の多い場所に限っては安全だし、路地裏散策がとても楽しい。

_DSC2986_R.jpg

当初はビーニャに3泊のみの滞在予定だったので、到着翌日にバルパライソを訪れた。
その後日本へ荷物を送るため郵便局を訪れたついでに街歩き、さらには珍しく青空が広がり快晴だったのでまたまたバルパライソへ。ビーニャ滞在7日のうち3度もこの街を訪れている。

なんだかんだで好きな街なのだ。



暇なのでまた動画を作る。