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ALKINIST -あるきにすと- ワラスへの道

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ワラスへの道 

カスマからチンボテを経てトルヒーヨと考えていたのだけど、カスマから6キロ程離れたところで足が止まった。
カスマはワラス方面への分岐の町であり、ワラスを目指すならここが最後のチャンスとなる。
ワラスに寄らずにこのまま北上して後悔しないだろうかと唐突に思い始め、考える事10分。カスマへと引き返す事になった。

前日にあのレストランを訪れて触発されたとか、胸の奥に秘めた冒険心に火がついたわけではなく、理由はいくつか。
そもそもワラスはリヤカーを引いて訪れたい場所だったのだが、4000メートルの峠を越えるのがきつそうという理由などあって断念。
そんな後ろ向きな理由であきらめる事が許せない気がしたし、むしゃくしゃした気分だったので何も考えずひたすら上りたかった。歩く事に没頭したかった。

あと本当にくだらない理由なんですが、いつか旅を振り返って「どこが良かった?」と尋ねられた時、「ワラス」って堂々と答えたかったから。
自分の足でトレッキングしたとはいえ、前回ワラスを訪れたのはバスであり、やはり自分の場合は歩いて訪れないと意味がないなと思った。リヤカー引きとしての意地でもある。
ちなみにワラスは南米で最も好きな場所。あくまで自分が訪れた場所の範囲内だけど。


この日は食料を購入し、今後のルートを再考したり、カスマで過ごす。
これまで4000メートル超の峠をいくつか、最も高いところでは約5000メートルの峠をリヤカー引いて越えてきた。しかし今回は海抜200メートルのところから4200メートルの峠、高低差4000メートルを越える事になるのだけど、果たしてどうなるのか…。

翌朝は早朝出発したかったのだけど、ストーブの燃料補給後、燃料ボトルを食堂に置き忘れるという失態を前夜にしてしまい、食堂に燃料ボトルを取りに行ってから出発。

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前日のうちに出て行っただろうと思っていた巡礼グループと遭遇。
この朝も寄付金集めをしていた。

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3キロ戻ってワラス方面へ。

さらに南にも分岐があり、3日前にやはり立ち止まって行くべきかを考えた。
結局北上を選んだのだけど、そこからワラスを目指す方が距離を短縮できる。
しかしそのルートをとればレストランには寄れなかったわけで結果オーライかなと。

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パンアメリカン・ハイウェイと比べ路肩は狭いけど、交通量も少ないので問題なし。

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上り坂に疲れ休んでいた少年たち。

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物価の高い海沿いに比べ、バナナの値段も安くなる。

1日目はじわじわと苦にならない程度の上りで52キロ歩き、1200メートルまで上昇。

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2日目。
1時間歩いてパリアコト着。朝食。
食料も携帯しているけど、食べれる時に食べておくのが徒歩行で大事な事。

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ワラスまで93キロ。
カスマからワラスまでの約150キロを3日で歩く予定。

前日カスマを出た時はこれまでと同じように11時頃から青空が広がったけど、この日は久々に朝から青空。今後しばらくはこの天候が続くものと思われる。
青空の方が気持ち良いのは確かだけど、歩きやすいのは陽射しのない曇天。
上りが続く日は日焼け止めをどのタイミングで塗るべきなのか迷う。

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クスコ・ナスカ間では4000メートル超の峠を3つ越え、1日2000メートル上がっても特にきつくなかったので、ペルーの上りは問題ないと楽観していたのだけど、思っていたより勾配がきつい気がする。何度も足を止めてしまう。
体調が万全でない事も関係しているはずで、咳が止まらないし、倦怠感、嘔吐感も少し。

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日曜日のサッカー大会。
グラウンドを見下ろせる道路上には多くの人。
食堂がないような小さな村だったのだけど、屋台が出ていたのでチキンを購入。

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明らかに体調がおかしいと思いながらも歩き続けるが、前方にそびえる山の上の道路を見て戦意喪失。
今の体調でこの山を越えるのはきついと思い、正午前ではあったけど早々に歩行を終えて休息。ぐったりと眠る。

21キロ歩き、2300メートルまで上る。

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心身が衰弱しているのも関係あるのか、テント内でコーヒーをこぼし、味噌ラーメンのペースト状の調味料を入れ忘れ、まだ半分残っていたミネラルウォーターのボトルに誤って川の水を継ぎ足したり、散々でした。

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