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ALKINIST -あるきにすと- ワラスへの道 2

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ワラスへの道 2 



3日目。
歩き始めより上り。
前日に半日休んだはずなのに体が重く、違和感。上りがきつく感じられた。
この体であと2000メートル上り、ワラスへ辿り着けるのだろうかと不安を覚えるも、1日1000メートルずつでいいからゆっくり一歩一歩いこうと割り切る。

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上りは続く。
最初の村を越えた辺りで勾配は落ち着き、その後は問題なし。

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昼前に現れた食堂で昼食。
一応パンを携帯しているけど、まったく出番がないし、あまり食べる気もしないので食堂の人にあげ、常温で持ち続けていたハムは食堂の犬に与える。

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食事を終え、外へ出ると、食用のクイの血抜きをしていたので見学。ペルーではクイと呼ばれるモルモットが広く食べられている。
ナイフが喉元にあてられ、鮮血が洗面器の中に滴り落ちるさまを眺め、こうした犠牲の上で人間は生きているのだなと思う。
スーパーでパック詰めされた肉が並ぶ日本ではなかなか実感できないし、忘れがちな事ではあるけど、胸に留めておきたい。

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ここまで順調に進んでいたが、食後に倦怠感を感じ、足が重くなり始める。
まだ正午、20キロ少ししか歩けていない。
ここでやめる事も考えたが、頑張れるところまでいってみようと歩行継続。

南アフリカで強盗被害にあった際、友人サイクリストから゛Keep strong,Keep going゛と声をかけられたのだけど、きつい時とかよく自分に言い聞かせている。負けるわけにはいかない。朦朧とする頭の中で゛Keep strong゛と連呼。

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土砂崩れ現場。

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急カーブが頻発するので数えきれないくらいに目にする標識。

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何とか歩けてはいるけど、足を止める回数がさらに増えてきた。
いつもならもっと歩けたはず。頑張れたはず。
これまで4000メートルの峠をいくつも越え、築き上げてきた自信が揺らぐ。

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道脇に座り、なんか情けないなと思いながら休憩。
峠まで300メートル。この日のうちに峠を越えたいと思っていたがきついし、日没までに峠を越えられるか不確か。そして上の方に見える道路を見て戦意を失う。

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人目につかない場所というのがテント設営の条件なのだけど、心身ともに疲弊していてこれ以上テント設営場所を求めて上り続けるのは無理だったので堂々とテントを張る。
基本的に安全な山岳地帯ではあるけど、それはあくまで治安悪いペルーの中で安全というだけの話なのでリスクはそこそこあると思います。

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34キロ歩き、4000メートル近くまで上昇。
体調が万全でないものの1700メートル上れたのはまあ及第点かなと思う。

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