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ALKINIST -あるきにすと- 国境を越えたら

国境を越えたら 

国境を越えたら、そこはカザフスタン。

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当然ながら、国境を越えれば国が変わり、EU圏を除けば通貨も変わる。
これまで何度も何十回も国境を越えてきたけど、変わるものと言えばその程度で、劇的な変化を感じた事はほとんどない。

しかしながら、この国境の変化は凄まじい。
ついさっきまで漢字で溢れていた町はキリル文字に変わり、
どこにでもウジャウジャいた漢人の姿はなく、カザフ人、ロシア系の人達が町を行き交う。

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思えば中国での5ヶ月間、
漢字が溢れる地を歩き、
似たような顔立ちの人々に囲まれ、
米や麺を主食とする馴染み深い食文化など、
異国とは言え、多くの接点があった。

キリル文字で書かれた標識を見ながら、
一人どこかへ放り出されたような、妙な寂しさを感じるのと同時に、
始まったという気もする。

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カザフスタン入国後、約35キロ歩いて到着したジャルケント。
カザフスタンの通貨・テンゲの手持ちはなく、翌日、銀行で両替するまでは何も買う事ができない。
とりあえず物価を把握しておくか、と数軒の商店を覗いて周った。
コーラ飲みたいなあと思いながら値段を尋ねてみたり。

適当にブラブラしていると、ついさっき「あなた中国人?」と尋ねてきたロシア系マダムが手招き。
「私が買ってあげるわ」と、ついさっきまで物欲しそうに見ていたコーラを手にしていた。
物乞いに思われたのか、とちっぽけなプライドから、
「お金はあるから。明日両替するから結構です」
と断るも、
「それは明日でしょ」とマダム。

「ウェルカム トゥ カザフスタン」
歓迎の挨拶と共に、ぼくの手にはコーラが手渡されていました。

なかなかいい国ではないか。