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ALKINIST -あるきにすと- タイ-2
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Sukhothai 

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タイの地図を広げ、今後のルートを確認したら聞き覚えのある地名を見つけた。

2週間くらいかけて一気に次の目的地を目指す事も考えていたけど、さすがに700キロは遠い。
そんな訳で少し遠回りになったけど、500キロ歩いてやって来た場所はスコータイ。


タイの観光庁のサイトを見れば「1238年ここにタイ族による最初の王朝が開かれました」とかなんとか興味ないので頭にさっぱり全く入らない事が書かれていて、しかしさすがに聞き覚えのある地名なだけあって遺跡のあるスコータイ旧市街は世界遺産に指定されている事が判明。

スコータイへは世界遺産の遺跡を訪れる事を目的にやって来た訳ではなくて、休養と洗濯と栄養補給が最重要。
ここに限らず、普段歩いて目指す場所での目的って観光ではなく休養だったりします。

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せっかくだからと訪れたフエの王朝はイマイチで、世界遺産という響きに騙された気分だったので、全く興味のわかないスコータイの遺跡を訪れるべきなのか迷ったけど、宿が自転車を無料で貸してくれたので珍しく観光してみた。

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写真を撮るお坊さん。

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ぼろい自転車だけど、徒歩の3倍くらい速い。


ここに載せる写真はろくなものはないけど、気が付けば100枚以上撮っていた。
途中で飽きてきたけど、全く期待してなかった事もあり、予想以上に良くて満足。

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4時間も自転車でブラブラ、30キロは走り、疲れたので復路は車で新市街へ戻る。

ヘタレですみません。
片道10数キロあるのです。
また明日から歩くのです。

今日は雨 

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ビエンチャン以来10日振りの宿。

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テレビもエアコンもないし、トイレ・シャワーは共同なんだけど、雰囲気の良い木造の宿でとても気に入っている。

とりあえず10日間ため込んだ衣類を洗い、シャワーを浴びて10日間の汗と汚れを落とした。

今日は朝から昼過ぎまで延々と雨が降り続けていた。
次第に雨脚は強まり、昨日のうちに到着しておいて良かったと思った。
今日は何もせずにゆっくり過ごす予定だったので外出も最低限、雨の影響は全く受けず。


いや洗濯物を外に干せなかったし、セブンイレブンのエアコンがやけに寒く感じられた。

バンコクからここまで3300キロ。ここからバンコクへは400キロ。 

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1000メートルから200メートルまで一気に下り、国立公園を抜けたのは夕方の事。
周囲には何もないので問題なくテントを張れたけど、全く食料を持っていなかったし、商店も食堂もないので、何か食べるために日没後も歩き続けた。

小さな町に着き、屋台で食事。その後すぐ近くのバス停にテントを張った。


疲労はあったけど、テント内は熱がこもり、体からは汗が噴出し、寝苦しい夜だった。
本来なら通気性の良いメッシュ地の扉もあるのだが、スラーダー部分が壊れ、開閉できない状態。入口を開けていれば蚊が侵入してくるし、入口を閉め切るしかない。

眠りは浅く、暑さで目を覚ます度に入口を開け、外の空気をテント内に入れ、熱を追い出す。

ふと外を見れば、バス停で眠っている人がいた。

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お前は誰だ。

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翌日はLom Sakを過ぎたところにまた新たな山が立ちはだかった。
後でこの辺りの地形を確認してみれば、Lom Sak周辺20キロ程平地があるのみで、その前後を険しい山々に囲まれている。


延々と山々が連なり、迂回路はなく、この先へ抜けるには山を越えるしかなかった。
顔から、腕から、体中から汗が流れ、シャツや短パンを濡らしながら上り続けた。
後ろは振り返らない。前を向いて黙々と歩き続けるのみである。

この日のうちに山を越える事はできず、翌日へ持ち越しとなったが、4日に渡り、計100キロ以上続いた山越えは終わった。

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たまに道脇でフルーツなどが売られている。

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大きさによって値段も異なるけど、20バーツ札を見せ、値段に見合ったものを購入。
その場でカットしてもらう。
南国なだけあってフルーツは豊富で安い。歩行中のささやかな楽しみである。

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ビエンチャンから10日歩き続け、テントを張り続けた。
その間、1度もシャワーは浴びていない。

国立公園のレンジャーステーションで水を補給させてもらった際、「汗を流していけ」と言われ、甘えさせていただいた時のみだ。
もちろんシャワーなんかではなく、水が溜められたドラム缶から手桶で水をかぶった。

そんな事はいつも通りなのだが、暑い国だとさすがにきつい。足が臭い。


日が経つにつれ、少しずつペースは落ちていった。
酷暑に加え、今回は4日間に及んだ山越えがあったので尚更だ。
足が重く、ペースが上がらない。疲労を感じているのは自分でもよく分かった。

山越えの4日目は足に痛みを感じ、靴紐を結ぶために足を曲げてしゃがむ事すらきつかった。
9日目は平地であるにも関わらず、山越えの時以下のペースでしか歩けなかった。



バンコクを出発してからここまで3300キロ。
南へ下ればバンコクへ400キロという所にいる。

"BANGKOK"という標識やバスの車体の文字を見れば、懐かしさやら嬉しさやら色々なものが込み上げてきてニヤニヤしてしまう。


ビエンチャンからは上海に背を向け歩いているけど、確実に前進している。

Namnao National Park 

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国道12号線を西進していたら国立公園に入った。


12号線のルート上に国立公園があるという事自体全くの予定外だったのだが、タイの山なんて大した事ないだろうと思っていたら思ったよりは大きな山だった事、タイに無補給区間なんてないだろうと思っていたら約50キロ何もなかった事、結局山の中を60キロ歩き続けた事、と誤算続きであった。


1000メートルの峠越えなんて特に難しい事ではないけど、食料、飲料が十分ではなかった。
この先50キロ何もないなんて知るはずもなかったが、国立公園手前の小さな村で初日の夕食、ビスケットを買い、水を補給しておいたのは幸いだった。

タイにはコンビニや商店がどこにでもあり、食料、飲料の入手は容易なので現在はインスタントラーメンなど非常食は持っていないし、水も最低限しか携帯していない。

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国立公園に入ったのは夕方で、初日は10キロ歩いてテントを張った。

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翌日歩き始めれば、こんな看板が続々と現れ始めた。

前日国立公園に入る際、レンジャーと少し話したけど、彼は象がいるなんて一言も言わなかった。象がいるなら教えてくださいよ。
もし知っていたら象の生息する森でテントを張らなかったのに。

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野生の象を見てみたかったけど、残念ながら目にしたのは大きな糞のみ。



せいぜい20キロくらいで終わるだろうと楽観していた2日目。
朝から口にしたのはビスケットを数枚。

空腹はまだ耐える事ができたけど、暑さとアップダウンの連続でのどの渇きがきつかったが、いつ水を補給できるか分からないので少しずつ口に含んだ。
そして歩くこと30数キロ、レンジャーステーションが現れ、水を補給させていただく。
携帯していたペットボトルには残り一口分しか水がなかった。

近況 



事情というか理由というのか、いずれにしても大した事ではないのだけど、ビエンチャンを出た後はメコン川に架かる橋を渡ってタイへ入国した。


サワンナケートからタイへ渡ろうとした時、こちらの橋は徒歩、自転車、バイクの通行が禁止されていた。
その際、「ビエンチャンの橋なら渡れる」と言われたのだが、橋の手前には自転車、バイクの通行を許可する標識はあったけど、徒歩には×印。見なかった事にして通過。
いつ声をかけられるかびくびくしながら緊張感のある越境だった。
背後から追っ手がやって来る事もなく問題なく橋を渡った。

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タイの皆さんこんにちは。またしばらくお世話になります。

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今はまたタイなのである。

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