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ALKINIST -あるきにすと-

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Chihuahua 

いつも通り日の出前の暗いうちから歩き始めたが、交通量は少ないし、チワワの郊外に入りどこに人が潜んでいるか分からないし、もう少し明るくなるまで待つべきだったとほんの少し反省しながら歩く。
さらに進んだ先は見るからに貧しそうな居住区があったり、30人くらいの路上生活者がいるエリアもあった。
路上生活者エリアは陸橋の上から見下ろす形だったのだけど、久々に入ってはいけない所に入ってしまったという気がした。

とりあえず宿を探さないといけないのだが、ぼろくて安そうなホテルで料金を尋ねると1泊350ペソという答えが返ってきた。
200ペソ(11ドル)くらいでと考えているので完璧に予算オーバー。



通行人に安宿の場所を尋ねれば「セントロへ行け」と言われ、そちらへ行ってみるのだが、現れるのは高そうなホテルだけ。あてもなく宿探しをするのが面倒になってきた。
このさらに奥に行けばセントロだと思うが、もう宿には泊まらなくていいと思い、街の郊外を目指す。

宿にお金を費やすなら美味しいものを食べる方が有意義だと思う。
テントはあるし、シャワーを備えたガソリンスタンドでお金を払えばシャワーも浴びる事ができるし、洗濯もできる。

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日曜日なので交通量は少なく歩きやすい。
郊外のガソリンスタンドまで行ってゆっくりしようか、今後の予定についてあれこれ考える。

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しかし辿り着いたのは消防署。
まだ昼にもなっていない早い時間だったけど、泊めていただける事になった。

寝場所の確保ができれば何も望まないのだが、「すいません、15日間シャワーを浴びていないんです」と訴えたところ、シャワーを浴びさせてくれ、手洗いで洗濯しようとしていたら洗濯機、乾燥機まで使わせてくれた。
本当にありがとうございます。グラシアス!

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最近悩まされていた謎の空気抜けだが、チューブに穴はなく、空気注入部分から抜けていた事が判明。虫ゴムを換える事で問題解決。

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チワワから北はまたしばらく何もないとの事で水を分けていただく。
さらにはスーパーで買い物をし、着々とやるべき事を済ませていく。

残念ながら消防署なので怠惰にゴロゴロなどはできなかったが、本を読んでゆっくり過ごしていたところ、色々と気にかけてくれていたオリョが「ついてこい」と車に乗るよう促した。
チワワには9つの消防署があるようで、そのうちの3つに用事があるようだった。
最後の消防署には暗くなってから到着したのだが、バーベキューをしていたようで、「食べていきなさい」というお言葉に甘えごちそうになる。

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お世話になっている消防署も含め、4つの消防署を見たわけだけど、皆テレビやDVDを見て、スマホをいじり、勤務中にバーベキューをして楽そうな仕事だなと思った。
来世にメキシコ人として生まれ変わったなら消防署で働きたいとさえ思った。

貴重な半日休みの数時間を消防署巡りに使ったが、まあ面白かった。さすがにもう帰るだろうし帰宅後はまた読書の続きをしようと考える。
せっかちなのかオリョは消防車のサイレンを鳴らし、猛スピードで走り始めた。
もう帰るだけなんだし、そんなに急がなくてもいいだろと思う前を走っているジャマな車があれば拡声器で何か言い蹴散らし、職権乱用ではないかと思ったのだけど、向かった先は元いた消防署ではなく山であった。

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遭難というにはかなり大袈裟な小さな山だったが、「日没後も山から下りてこない人がいる」あるいは「下りれない」と第三者、本人から通報があったのかもしれない。
車で入れるギリギリのところまで行き、オリョは遠くに見えるライトを目指した。

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遭難者はか弱い女性でも、老人でもなく、若い男2人だったので、「自力でおりて来いよ」とぼやいてしまった。
消防署の巡回から始まり、4時間以上もオリョに付き合っていた。貴重な休みが…と思わないでもない。

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ようやく消防署へ帰還。
「君はゲストだから」と室内のベッドで眠るよう勧めてくれたけど、丁重にお断りし、テントを張る。やはりこちらの方が落ち着くのだ。

チワワへ 

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昼過ぎより路肩が消滅。
片側2車線あるので車道を歩いていたところ、「危ないからこっちを歩け」と警察。
アスファルトの方が歩きやすいのは確かだけど、こちらの方がストレスもなく気楽で良い。

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Deliciaasから路肩が復活。
少しずつだけど確実に近付いている。

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翌朝、商店に寄ったところ、商品配送中のおじさんに声をかけられ、ドリトスをいただいた。

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上りが多い。
暑さにやられたのか、食当たりか、よく分からないけど吐き気を感じる。

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延々と続く褐色の荒野を歩き抜いた先に街が見えた。
あれがチワワに違いない。

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日没を迎えてしまったため、本日はここまで。
ガソリンスタンドの広い駐車場を警察がパトロールしているのを2度見かけたんだけどそんなに物騒な所なのか?

手持ちのメキシコペソは宿に泊まらなければけっこう余裕があるけど、宿に泊まればギリギリになるという微妙なところ。チワワではどれだけ休養しようかと考える。
とりあえずチワワではシャワーを浴びて、洗濯をして、パンクの原因を突き止めて、ゴロゴロダラダラしたい。

連続歩行13日目 



昨日食料を補給したばかりだが、Camargoにもスーパーがあったので一応寄っておく。
買い物中、リヤカーは店前に放置。

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連続歩行13日目。
当初の予定ではヒメネスかこの町で1日休養をとるつもりでいたけど結局素通り。
休むならチワワになりそう。

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スーパーではチョコチップクッキーを補充。
計18個を携帯。

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明日からは新しい靴に履き替える。
これまでありがとう。

メキシコの路上で良く見かけるもの 

道路のすぐ側なので車の走行音がとてもうるさく、トラックが通る度に風圧でテントが揺れるものの、疲れているので何とか眠れる。
起床後タイヤを触ってみると完璧に空気が抜けた状態。
何が問題なのか?原因が分からないので本当に困る。
空気を入れれば数時間は問題なく歩けるので、空気を入れて出発。

いつも日の出前の暗い時間から歩いているが、日の出が遅くなり、少しずつ日照時間が短くなっているのを感じる。



100キロ振りの補給地ヒメネスに到着。

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コンビニのOXXOにフリーWiFiがあったので、送付してもらう荷物の件で少しメール。
店前に座っていたら警察から差し入れをいただく。
メキシコ入り直後のタパチュラ、その次の町まではコンビニ(OXXOではない)でインターネット接続でき、なかなかネット環境の良い国ではないかと思ったけどそれ以降のコンビニといったらOXXOが主でネット接続できなくなった。
それだけになぜここのOXXOではWiFiが使えるのだろうと不思議に思う。
この先のOXXOでも同様の場所が度々あったので、チワワ州入りしたからかもしれない。

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食料を補給。

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なかなか良い場所が現れず、野グソの跡がいくつかある場所にテントを張るしかなかった。最悪としか言えない。
こういう人目につかない場所って恰好の野グソポイントだと思うけど、意外にもこれまでテントを張った所にはなかった。

ではドライバーはどこで排便するかというと路肩である。
もちろん一部のドライバーに違いないが、路上にやたらと落ちていて、気を抜けば踏んでしまう事になる。
これまで訪れた国ではこんな事なかったのにメキシコは少しおかしい。

そう言えば以前、霧深い朝、なんらかの理由で数キロに渡って渋滞。ドライバーに聞けばもう2時間も車が動いていないという事があった。
トラックの間をリヤカーを引いてすり抜けていけば、車体の下に落ちている生まれたてのものを2度見かけた。
我慢できなかったんだろうけど、もっと場所を選べませんか?

パンクに悩む 

起床後、恐る恐るタイヤに触れてみると空気が抜けていた。
出鼻をくじかれ最悪な気分。先日あれだけ頑張ったというのに、体から力が抜けた。
修理するにしても明るくなるまで待たなければならず、7時頃まで再び横になる。



東の空が赤くなり始め、外へ出てチューブのパンク穴を確認。
念入りにタイヤを確認しても異物はないし、何が原因なのか分からないのだが、リムのパンク箇所と接触する所を見たらスポークの留め具が剥き出しになっていて、これが原因だろうかと考える。
スポークの留め具の金属部分を覆うリムテープがなくなったので、グアテマラからは応急処置として布テープをリムに巻いていたのだけど、その布テープが少し剥がれていたのだ。

結局8時過ぎに出発。

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ガタガタの道が本当にうざい。

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あとメキシコはやたらとタイヤが落ちている。
針金のようなものがパンクの原因という事があるけど、もしかしたら辺りに散らばっているタイヤの破片の一部かもしれない。
この辺りは大小問わず、常にタイヤの破片が散乱していて異常だった。
で、それがパンクの原因をもたらしている可能性があるのでイライラした。


2時間歩いたところで空気が少し抜けている事に気付き、頭を抱える。
タイヤ内に異物はないし、リムが原因でもないなら何が悪いのか?
空気が抜けているのはわずかなので、チューブ交換はせず、再度空気を入れれば2、3時間は問題なく歩ける。しかし悩ましい。

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今宵のテント。
いつもと同じ場所なんだけど、道路との高低差があまりなく、テント天井が道路の高さ。
立ち上がれば胸から上が道路からはみ出てしまう。

パンクが続く 



30キロ歩いてガソリンスタンド。
85キロ振りの補給地。

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昼食。
ケチャップもマヨネーズも入ってなく味気ないと思っていたハンバーガーだが、ホットドッグコーナー周辺にそれらが置かれているという事にようやく気付く。

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心配した料金所だが問題なく通過。

しかしほっとしたのも一瞬の事で、突如路肩が狭くなる。
歩けなくはないが、車が道を外れそうになった時、注意を促すガタガタがあるのでとても歩きにくい。

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路肩が狭くなった直後パンク。
その場でパンク修理するのは時間がかかるので、いつもチューブだけ交換し、タイヤに刺さった異物を取り除いている。
穴が開いたチューブは休みの日にまとめて修理しているんだけど、ここ数日パンクが頻発したため予備チューブがなくなってしまった。

チューブを補修する必要があるのだが、携帯している水は限られ、どうしようかと思いながら歩く。
車両トラブルに備えて、道脇に水が溜められている場所がしばしばあるのだが、このオートピスタ上では水が干上がっていて空っぽ。本当に使えない。役立たず。

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そんな事をしているうちにメキシコ最後の州であるチワワ州入り。

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しばらく歩いたところで道路下にテント。
ついさっきチューブを交換したばかりだというのに再びパンクしたようで空気が抜け始めていた。なぜこんなにもパンクが続くのか……。

貴重な水を使い、チューブを補修。
パンク頻発のせいで修理用パッチも残り少なくなってきた。

無補給地帯 



地平線から昇る太陽を見るのはすごく久々な気がした。
アフリカ以来かもしれない。

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次の補給地は90キロ先のガソリンスタンドなので何もない1日。
誰とも話さない1日。

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ここにいるのは牛だけ。

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単調な景色が延々と続き、やはりここはオーストラリアの砂漠地帯みたいだなと思う。
西日を浴びた道路を歩いていた夕方はカザフスタンを思い出した。カザフともよく似ている。

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今日中に有人地帯に辿り着くのは不可能で、どこかにテントを張る必要があった。
目星をつけていたのが度々現れる道路下の通路。人が全くいないところだけど、オートピスタなら料金所を通過する際にカメラに車が写っているだろうし不安はない。

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