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ALKINIST -あるきにすと-

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Canasgordas 

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サンタフェからは山越え。
パタゴニアから続いたアンデス山脈の終わりが見えてきたし、恐らく南米大陸縦断最後のヤマ場になるはず。

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高度を500メートル上げた辺りで遠くにうっすらとサンタフェの町が見えた。
この辺りまではとても余裕だったが、延々と続き、終わりが見えない上りに疲れを感じ始め、1000メートル上がった辺りから足を止める回数が増える。

「サンタフェから先は治安が良くない場所があるから適当に野宿するのではなく、町に滞在した方がいい」というジョナサンからのアドバイスに従い、57キロ先のCanasgordasを目指すつもりだったが、ちょっと無理なんじゃないかと思えてきた。

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レストランで昼食をとっていたら現れたコロンビア人サイクリスト・ディエゴとセバスチャン。

「それ自分で払ったのか?」と尋ねてきたディエゴの質問の意味がよく分からず、「は?」という顔をしていたのだが、レストランの人に「自転車で旅をしていて金がないので何か食べさせてくれ」と交渉する彼の姿を見て、「なるほどこういう手があるのか」と納得。
彼らがもらったのはスープとライスというシンプルなものだったけど、タダなら悪くはない。
しかし誰かの善意でごちそうになるならまだしも自分から食べ物を乞う事はしたくないのだが。

そんな事を思いながら歩いていたら、3台の車が止まり、水、スポーツドリンク、ポテトチップスを渡された。感謝。

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彼らより先に歩き始めていたが、しばらく歩いたところで抜かれる。

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さらに先で横になり昼寝をしていた彼らを横目に再び追い抜く。
ウサギと亀みたいだ。

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結局1450メートル高度を上げ、最高地点は2250メートル。
1日でこれだけ上った事はあっただろうか?
そしてここから800メートル超の下り坂。

下り始めたところでまた2人に抜かれた。自転車にとって下り坂は頑張って上ったご褒美みたいなものだけど、徒歩だと別に嬉しくもなんともない。フラットな道が1番だ。


日没後だったが、何とか19時にCanasgordasに到着。
しかし消防署を探すも、この町にはないらしくアテが外れる。 
テント場所を求め、町外れへ向かっていたら「この先は危険だ」と首を掻っ切るジェスチャーをされ、町へと戻る。
警察署は宿泊拒否。どうしようもないので今日はホテルに泊まろうと宿探し。
意外にも12ミル(480円)と安く、ここに泊まる事を考え、外へ出れば、リヤカーの傍にはディエゴとセバスチャンの姿があった。

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彼らも消防署のアテが外れたらしく、「今日はプラザにテントを張る」と言った。
プラザというのはしょぼいマーケットで、宿泊拒否された警察からもそこでテントを張るよう言われていた。
確実に安全でない場所に1人でテントを張りたくなく、そこへ行くのは避けたけど、彼らと一緒なら安心だ。便乗してプラザへ。

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1450メートル高度を上げ、57キロ歩き、その後もテント設営場所を探し歩き、とても疲れた。

Santafe de Antioquia 

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前夜は珍しく雨が降らず。
それはそれで嬉しいけど、せっかく屋根下にテントを張ったんだから降れよという気持ちも少なからずある。

カウカ川沿いの道が続く。

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日中に雨が降る事はなかったが、夜間はやはり心配なので商店横の屋根下にテントを張らせてもらう。しかし雨が降る事はなかった。

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翌日、20キロ程歩いてサンタフェへ。
ジョナサンが美しいとお勧めした町。
La Victoriaから5日半歩いているのでここで1日休み。

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きれいと言えばきれいな町並みだけど、やや物足りず。
観光地だからか物価が高いのもマイナス。

あとものすごく暑い。
本当に普段この暑さの中を歩いているのかと思ってしまうくらいに暑い。
ここだけが特別暑いのかもしれないが。

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車輪のスポークの張りが弱くなっていたので張り替える事にした。
このままだとタイヤの摩耗するのが早くなるし、この先パナマ、コスタリカはコロンビア以上に物価が高い国なので、ここで張り替えるのがベストだった。

自転車屋の前で2人の職人が作業していたので張り替えを依頼。
多分自転車屋から部品を調達するくらいで経営者とは関係ないと思われる。

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順調に作業が進んでいくが、終盤になったところで職人の手が止まった。
スポークが長過ぎ、合わないらしい。苦労して張っていったスポークを取り除き、また新たなスポークを付けていくのだが、今度は短過ぎる…。
もしかしてこの車輪に合うスポークがないのではと不安を覚えたが、自転車屋の人がスポークを探し出し、何とか張り替え完了。

カウカ川に沿って 

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ラ・ピンタダからはコロンビア第2の都市メデジンへの道とサンタフェへの道があるのだが後者を選択。
メデジンへの道は上りなので、サンタフェへの道もまた上りなのだろうと思いきや、地図を見るとカウカ川に沿った道だったので大きな上りはないだろうと推測。宿の人に尋ねても「山はない」との事で嬉しい誤算。

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久々にパンク。
路肩が狭くなったが、メデジンへ向かうトラックやバスなど激減したので全く問題なし。

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2度目のパンク。

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イグアナに注意。

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アップダウンはゆるやかだし、景色は良いし、素晴らしいルートだと思う。

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問題があるとしたら食事をとれる場所がないという事。
10時にレストランが現れるも昼食をとるには早く、バナナを買っただけ。

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その後延々と何もないのでオレンジを買う。
結局小さな町が現れたのは15時を過ぎてから。
レストランが数軒あり、空腹だったけど中途半端な時間だったので何も食べず。

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その後屋根を求めて歩き続ける。
集落が現れ、商店が閉まった後、屋根下にテントを張らせてもらえる事になった。

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それまでは商店裏にテントを張って待機。
空を見上げれば雲一つない満天の星空で、雨など降らないだろうと思ったけど、コロンビアの空は読めないので無難に屋根下へと移動する。

La Pintada 

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朝起きるとパラパラと雨が降っていたが歩き始める頃には止んでいた。

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ここ数日よく目にする標識。
アリクイ、イグアナ、アルマジロなどがいるらしく、注意を促している。

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アップダウンを繰り返し、13時にIrra到着。
カウカ川に架かる橋を渡る。この先このカウカ側に沿った道を歩いていく。

午後はひたすら歩く。
最近は忘備録も兼ねて克明に記録していく事を意識しているけど、特に書く事はない。
強いて言えばこの日は工事区間が多かった。

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17時頃に料金所、レストランがあったがテント設営に適した場所なく歩き続ける。
左手に山、右手に川という道路が続き、適当にテントを張るという事もできず。屋根も欲しいし。

連日雨が降る現在、屋根下にテントを張らないと不安。
そんな場所が都合よく現れる事はなく、テント場所探しはそこそこ難易度は高い。

どうしようかと思い始めた頃、無人の小屋が現れたのでここで歩行終了。
夜はもちろん雨。本当によく降る。

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翌朝もパラパラと雨。
強い降りではなかったので雨具なしで出発。

高度を上げる事なく、日中は青空が見え暑く感じた。
昼食時、食堂で揉めたくらいしか書く事はない。
5ミルで魚という話だったのに、出てきたのは目玉焼きだったので抗議。ディスカウントさせた。

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15時過ぎにラ・ピンタダ着。
分岐の町で、メデジンかサンタフェか、2つのルートに分かれる。
翌日以降上りが続くかもしれないのでそれに備えて今日はここまで。
確実に屋根下に泊まりたかったし、日本と連絡を取る必要もあったので。

マニサレス近郊 

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無事朝を迎えた。
しばらく歩いたところにイグアナの死体。

さらに歩いてペレイラ。
思っていたよりずっと大きな街だった。
路肩が歩道へと変わり、人も交通量も多く、とても歩きにくい。

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橋から見下ろしたエリアは雰囲気悪い。
その先にいた警察に尋ねると「ペリグロ(危険)」との事だった。

メデジンには寄らない方向で考えているのでこの先大きな街はないでしょう。

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ペレイラを抜けてから再び上り。
コロンビア南部の山々と比べたら非常に楽。

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マニサレスはコーヒーの産地として有名で、この辺りもコーヒー農園が多い。
そういえば先日まで延々と続いたサトウキビ畑はもう見なくなった。

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コーヒーの実。
コロンビアのコーヒーよりペルーの方が個人的には好み。

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夜はガソリンスタンドにテント。
トラックドライバー向けの広い駐車場があり、その片隅にテントを張ったが、夜間バックしてきたトラックに気付かずにつぶされる可能性があるし、夜の雨の不安もあり、道路側のテント下にテントを張った。
ここを通る車の騒音がうるさくて眠れなかったが、やはり夜に激しい雨が降ったので、ここにテントを張っておいて正解だった。

再び山へ 

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ジョナサンに見送られ出発。

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食料をたくさん持たせてくれた。
とてもありがたい。グラシアス。

ジョナサンだけではなくて、テント設営場所の提供も含めてコロンビアの人達には本当によく助けられているなと思う。
実は足を止めていた間、バスでコロンビアを訪れていて、ボゴタ、メデジン、カリの3大都市にも滞在したけど、雰囲気が悪く明らかに危ないところもあり、コロンビアの都市を歩きたいと思わない。
同時期に邦人射殺事件があり、この国に対する印象もあまり良くなかったのだけど、田舎に関してはのどかで平和で人も穏やかであり、とても素晴らしいと思う。Puerto Tejadaみたいなところもあるので気は抜けないけど。
しかしこうしてこの国を見直せた事で歩行再開した甲斐はあったなと思う。

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200キロ超続いたフラットな道も終わりが近付いてきた。
退屈なので山を持ってこいと思ったりもしたけど、いざ山が近付けばフラットな道から離れたくないと思ってしまう。

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フラットな道の終点カルタゴ。
町の中心へは行ってないけど、郊外には治安の悪そうな場所があった。

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カルタゴより上り。
嫌な感じの雲だ。雨に見舞われる事を覚悟。

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そして雨。
レストランで雨宿りしながらワールドカップ南米予選コロンビア―エクアドル戦を観る。
共にお世話になった国なので、どちらに肩入れするか迷ったがコロンビアを応援。
先日もアルゼンチン―チリ戦を観ていて、現地人に「どっちを応援している?」と尋ねられたが、「チリ」と即答した。どちらの国の人にも親切にされ、好印象なのだけど、アルゼンチン代表ってあまり好きではない。

まだ雨は降っていたが、暗くなる前にテント設営場所を見つけたかったので、前半が終わった後、歩行再開。
レストランでテントを張らせてもらう事も考えたけど、19時に閉まると言うし、もう少し先へ進みたかった。

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結局こんなところにテント。
道路のすぐ側だけど、建物で死角になり車からはほとんど見えないはずだし、現地人曰くこの辺りは「セグーロ(安全)」らしいのでその言葉を信じた。

La Victoria 

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朝は雨。
それ程強い降りではないので出発しようとしたら、「コーヒーを飲んでいきなさい」と消防署の人。ワッペンももらう。

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消防署の皆さん。

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出発。


午後より雨が降る。
毎日毎日どうなっているのか?
コロンビアの気候を全くチェックしていないのだが、もしかしたら雨季かもしれないと薄々感じ始めている。

雨具を着用した途端、土砂降りとなった。
雨宿りできる場所はないし、もうこれだけ濡れてしまえばどうにでもなれという感じで、土砂降りの中快調なペースで進む。結局雨は3時間降り続けた。

夕方、目的地と考えていたLa Victoriaへの分岐に到着。
町まで5キロくらい距離があるようだし道路から離れたくないなと思う。ちょうどこの分岐に無人の建物があり、屋根下にテントを張れそうだったし。
しかし何か理由があったわけでもないのだが、町を目指す事にした。

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しばらく歩いたところで車が止まり、「君の事は知っているよ」と声をかけてきた夫婦。
旦那のジョナサンがスマホをいじり、自分のフェイスブックのページを見せてきた。"AMIGO"と表示されていたのでフェイスブックではつながっているみたいだけど彼が誰なのか全く分からない。

心当たりは一つあり、南米のバイク乗りのコミュニティで自分の事が紹介されていたらしく、アルゼンチンからコロンビアまで各国のバイク乗りからの友達申請がかなり多い事。
来る者拒まずで全て承認しているのだけど、恐らくジョナサンもその一人に違いない。

「どこへ向かっているの?」「La Victria」
「そこに住んでいるんだ。うちに泊まらないか?シャワーもあるし、食事も提供する」

という話になり、彼らの所へ。連日の60キロ超え。
もし分岐の建物で歩行を終えていたら彼らと出会う事はなかったはずで、運命的な出会いだと思ったし、歩き続けて良かったと心から思う。


シャワーを浴びさせてもらった後、彼ら一家と食事をとる。
「気を使わなくていいから」と断ったのだが、「リラックスできるから」とジョナサンは家ではなくてホテルを用意してくれた。
何から何までありがとうございます。

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翌日は休足日。
ジョナサン一家はこの辺りで薬局を9軒経営しており、ジョナサンは発注やら商品管理で毎日それらの薬局を回っているらしい。
それに付いていき、彼の仕事が終わった後、山へドライブ。

ジョナサン曰く「今は雨季」との事。

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